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(2)物流の実態

今回実施した主要企業ヒアリングによると、愛媛の企業は海外進出先と次のような物流を行っている。

■海外進出先との物流
  事例 相手地域 内容
部品供給型

内→外

機械製造業(松山市) 韓国・台湾 ・松山・台湾便等を利用し、現地合併企業へ部品等を供給

・海外からの部品の持ち込みは直接は行っていない。

製品輸出型

内→外

機械製造業(松山市) 欧州・アジア ・海外のデポ拠点へ製品を輸送

・松山港を利用

・一部は九州工場の製品同梱にて北九州港/釜山港/各地のルーと

国内持ち込み型

外→内

食品加工業(松山市) タイ ・一部加工製品を輸入。タイ・ベトナム産製品を台湾で積み替え、松山港へ
食品加工業(伊予市) ソロモン諸島 ・大手水産会社との合弁企業にて一度加工

・現地/釜山/松山のルーとも活用

タオル製造業(今冶市) 中国 ・天津/釜山/今冶ルートの活用
タオル製造業(同) 中国 ・大連/松山ルート、大連/神戸/今冶ルートの活用
紙製品製造業(川之江市) 中国 ・上海近辺/神戸/川之江のルートを利用(便数等を評価)
紙製品製造業(伊予三島市) 中国 ・伊予三島/(今冶)/神戸・大阪/上海のルートを利用

・原材料を輸出、現地ではシュとして加工(材料の質の関係等から)

第3国輸出型

外→外

紙製品製造業(川之江市) 中国 ・国内規格等の関係で国内持ち込みはあまり行っていない

 

 

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